意外と人に聞けない
ライブハウス、バー営業のシステムなどの小話です
私たちジャズミュージシャンの
主な活動場所として
真っ先に挙げられるのが
Live House・Live Bar・loungeです。
お店によって、はたまた営業形態によって
料金システムが異なります。
ジャズのお店、生演奏が入っている
お店の敷居が高いと言われるのは
初めてだとちょっと複雑だと感じる
料金システムとお店によってそのシステムが大分異なるという点が大きいと思います。
(わたしもけっこう大人
になってから理解しました)
ホールやドームにコンサートを聴きに行くと
必ずチケット代がかかります。
しかし連日営業しているライブハウスでは
"ライブチャージ"という料金表示をされる場合が多いです。
このチャージという表現がわたしは最初ピンと来なかったです笑
実際の例を挙げて見てみましょう
↓
✈︎2024/05/26✈︎
Jazz Spot Jericho
〒060-0063
札幌市中央区南3条西3丁目
サンスリービルB1F
Tel 011-231-2529
open19:30 start 20:00
¥2000(+One order 学割¥1500)
横山ユウキ(as)
Mihoko(pf)
北垣響(bass)
↓↓↓
¥2000がLive Chargeの部分です。
必ず飲み物を注文して欲しいという意味で
+One Orderと表記されます。
他にも要ワンオーダー、1drink注文などと
書かれている場合もあります
Live Chargeにドリンク代が含まれている場合もあります。
この場合お店に支払う代金としては
ライブスケジュールに載っている
ライブチャージのみになります。
ドリンク2杯目を注文すれば
その分のドリンク代が加算されます。
通常、バー営業しているお店では
単品でドリンクを注文するお客さんに対して「Short Charge」を設けている場合が殆どです。
Seat Charge=席料に置き換えているお店もあります。
対してお店にキープボトルがあるお客さんに対しては「Bottle Charge」というものがあります。
お店によってはライブの日も
このシステムを適用している場合があります
例を挙げると、
Live Charge ¥1800
+One Order
※Short Charge¥500
Bottle Charge¥1000
となり、単品でドリンクを1杯注文した場合に
実際にお店に支払う代金は
¥1800+¥600(ハイボール)
+Short Charge¥500
=¥2900となります
先ほど例に挙げたLive Charge + One Order のパターンでは
ライブの料金と飲み物自体の
代金のみでしたが、
お店にキープしているボトルを飲む場合に限りBottle Chargeを追加するというお店が殆どだと思います。
ライブ チャージ + ワンオーダー | チケット代 と 飲み物 ※キープしているボトルを飲む場合は +ボトルチャージ |
---|---|
ライブ チャージ + ワンオーダー + ショット or ボトル | チケット代 と 飲み物自体の代金 と ※サービス料(charge) ※席料とも解釈できる |
ライブチャージ(1ドリンク付) | チケット代 に ドリンクの代金が含まれている 2杯目を注文すれば その分の飲み物の代金 |
わからない場合は
必ず聞いてみましょう。
今時店の親父が初見のお客さんに
キツく当たることは
ほぼ100%ないと思います。
中にはシャイなマスターも
いるかもしれませんが、
仲良くなれば気さくにジョークを
飛ばしてくれる素敵な方しか私は知りません。
またライブスケジュールには
ライブチャージ+ワンオーダーの
表記しかされていなくてもショットチャージがかかる場合もあるので注意が必要です。
「ショットチャージはかかりますか?」
と事前に確認すればトラブルを防げます。
お店の連絡先やミュージシャンに
直接問い合わせてみても良いと思います。
普段ライブバーとして営業していないカフェやイベントスペースで時々行われるのが
「投げ銭※ライブ」です。
※Donationと表記される場合もある
ライブチャージが設定されていない代わりに
投げ銭箱を用意し、お客さん自身で
決めた金額を入れるスタイルです。
基本的に入れる金額は自由ですが
¥500〜が無難です。
もちろんこの場合ワンオーダーは
必須です。
バー営業のお店であればショットチャージの有無もあるため確認することをお勧めします
投げ銭ライブの利点としてはお客さん自身が
金額を決められることはもちろんですが、
普段カフェ営業しているお店などで
たまたま居合わせてしまった
お客さんにライブチャージがかからないというメリットがあります。
そのお客さんにとってはカフェの飲み物が目的だったためライブチャージを支払うのは妥当ではない、ということも気持ち的には言えるわけです。
そういう場合もちろん投げ銭箱に無理にお金を入れる必要は全くないので安心して店舗を利用できます。
実際にバー・カフェ営業を兼ねているお店
で演奏すると、ふらっと立ち寄ったお客さんが「今日はライブか」と言って帰られるパターンも珍しくありません。